第7日:フィヨルド観光


 (13)フログネル公園(NOR おすすめ度:★★★★)


 昨夜はたらふく飲んで食ってで22時消灯。
 で、翌朝すっごく早起きして、オスロの王宮とフログネル公園に行ってきました。

 ムンク美術館のおばちゃんによると、王宮では週末に皇太子だかの結婚式があるとか。
 TV局なんかがスタンバイしてましたね(下の写真左)。

 

 フロングル公園は一応、本来の意味の「テーマパーク」ではあるのだけれど、ムーミンやサンタと並べるのは、とっても失礼な代物。
 彫刻が一杯ある公園だというから、
箱根の彫刻の森のおっきなヤツかなあと思ってたんですが、かなり認識不足でしたね。

 ノルウェーの彫刻家・ビーゲランにオスロ市が32万平米の土地と、彼の構想に必要な材料を全て提供。
 ビーゲランは残りの半生をかけて、この公園を設計し、650の人物像からなる200近い作品を市民たちに残しました。

 


 すごい迫力だし、それをやらせた市長だかもすごいよね。

 昨日のムンクといい、作品からは厳寒の地に住む人たち独特の人生への執念というか、
人生観の「深さ」のようなものを感じます。

 あと、ライフワークって一体なんなんだろうってことも、ちょっと考えちゃいましたね。



 (14)フィヨルド観光(NOR おすすめ度:★★★★)


 フログネル公園の興奮さめやらぬまま、8時に中央駅に戻り、フィヨルド観光に。
 このツアーやコペンハーゲン、ムンクといったお約束モノにはやはり日本人、来てますねー。
 あとの場所ではほとんど出会いませんでしたが。

 最初の4時間くらいの列車の旅は、東京のOL、アメリカ人バックパッカーと同席。はじめは単調な田舎風景なのですが、だんだんと景色がよくなっていき、フォトポイントで列車が停まってくれたりします。

 続いて、登山列車に乗り換え。
 よくぞこんな所にまで線路ひいたなーって感じの所を登っていると思ったら、大きな滝で停車。
 すんげーと思ってたら、音楽が鳴り始め、滝の岩陰から2人のダンサーが出てきて、ダンスを始めました。
 何と素晴らしい。
 芸術性は分からんけど、喜ばせよう、びっくりさせようという気持ちと、ずずずーっと毎日、だーれもいない山中の200mも向こうの大滝(下の写真左)にスタンバイしてる彼女らに感動しました。
 こりゃ、5ツ星確実!!

 

 だと思ったのですが、次にクライマックスと言われる、船に乗り換えてからの時間はやや単調。
 フィヨルドとは、大きな長瀞だってことが分かりました。(上の写真右)

 「ジャイアント馬場はすごく大きい」というから5メートルくらいの大男を想像していたんですが、
実際に見てみたら、
「何だ、オレと40センチしか違わないのかよ」と思った、みたいな感じでしたね。

 船中では韓国人の学生5人連れと仲良くなりました。
 全員男だけど(笑)。
 で、「学生のくせにこんな所まで来るなんて、エライ金持ちやんけー」とからかったら、
 「僕たち来月から軍隊なんですよぉ〜」だって。

 ごめんね。
 いつも、北との防波堤になってもらって。
 でも、今は軍隊も暇だから警察勤務とかだよ、多分。

 後は船からバス、そして列車と乗り継いで、ベルゲン到着は20時半でした。

 


 本日の一句:
 日本人 いっぱいいるのは悪くない
 だけどもちっと 外人と話せよ



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